控除の種類

遺産相続は家族が亡くなったその日からスタートするもので、通夜や葬儀を済ませたら速やかにやっていかなければならないので、それが終わるまではホッと一息つく暇もありません。
そういった影響もあってか、遺産相続にはトラブルがつきもので、実際に経験した人のおよそ70パーセントが何らかの相続トラブルを経験していると答えています。
ただ相続トラブルが起こってしまう原因のほとんどは相続についてあまり詳しくないケースがほとんどなので、分からなければ専門家に介入してもらって進めるのが賢明です。

しかし相続トラブルは必ずしも人が関わるものだけではなく、気付かないうちに発生していたということもあります。
そのもっとも代表的なのが相続税が関係するもので、相続税はすべての相続人が対象になるわけではありませんが、対象になった場合は被相続人が亡くなってから10カ月以内に税務署へ申告しなければなりません。
もし申告していなかった場合には追加でペナルティを徴収されてしまいますので、知らないと思わぬ形で負担が増えてしまう可能性があるのです。

相続税がかかるかどうか確認するうえで知っておきたいのが控除についてで、これは基礎控除と配偶者控除の2つの種類があります。
基礎控除はすべての相続人が対象になっており、プラスの財産からマイナスの財産を引いて出た金額から基礎控除額を引いて出た部分が相続税の対象になります。
基礎控除の計算は3,000万円+600万円×相続人の数で求めることができますので、たとえば相続人が2人いる場合は3,000万円+600万円×2となりますから基礎控除額は4,200万円になります。
仮に相続財産の総額が6,000万円だったとすると、相続税の対象になるのはここから4,200万円を引いて出た1,800万円の部分で、これを税率に当てはめて計算します。

配偶者控除は基礎控除額の範囲内、あるいは1億6,000万円を超えないというのが条件になっています。